命とは愛
私たちは命を持って生まれてきました。
未熟な体から育まれ、自発呼吸をするに至りました。
命がひとつ、ぽつんと。
シャボン玉のように現れました。
私たちは「個」を感じます。
ときには「孤独」です。
たくさんの人達と同じように生きて、やがて死にます。
命を得たのは愛です。
どのように生まれて、育っても、
その灯は愛なのです。
心と体はひとつの形になりました。
だからどちらかだけになることはできません。
苦しいときつらいとき、悲しいときもあるでしょう。
痛いときもあるでしょう。
私たちは「感じる」ために灯を宿していますから、
必ずしもいいことばかりではありません。
でもそれは私たちを苦しめるための灯ではありません。
愛をおのずから感じることができるとき、
それは、あなたの窓が開いているときです。
あなたが誰かの愛が開いていることを知るとき、
あなたもまた開いていれば、
愛を感じることが出来るでしょう。
与えてもらうことではありません。
与えることでもありません。
みずからの中にたゆたう貴い灯ですから、
それを感じてみましょう。
命が、愛なのですから。