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映画『ロシアンルーレット』の評価が低い理由…

ジェイソンステイサム出演
なのに、低評価。

ということで、今日やっと観た。


低評価の理由の一つには、

空気感、間(ま)、がわからない人、
共感力の低い人が
結構多いからだとわかった。


これだけ
内容、展開、絵づら的に単調なのに
緊張感をもたせ、
人の心の浅ましさ、尊さ、非情さ等を
見せる映画は少ないんじゃないかなぁ。

ロシアンルーレットや、
地下(の遊び)
といった選択も良かっただろう。

強いて言うなら、
パッケージが失敗なのかもしれない。

ジェイソンステイサムの顔で売上が出るから
仕方ないのだけど、
まぁ、主人公は、電気技師の若い青年なわけで。


この2人の対比も重要。
コントラストが生きている。


観る人の中に、
ジェイソンステイサムだから、
こういう映画にちがいない、
という先入観が強すぎて、
それが“期待”となりすぎて、

・・・結果、
「なんだ、ハデなアクションないじゃないか」
という「期待はずれ」に、
勝手になっている。



まぁ、よくあることなんだけども、

ネット世界が当たり前になっている負の面でもあって、
「自分に選択権がある」
という状態が常態化している。

それを、意識できているか、していないか。
無意識に乗っ取られている人は、
主体性ではなくて、裸の王様にすぎない。

この感覚に支配されている人は、
共感力というものが薄くなってしまう。

自分の心が先にありきで、
対象物が
それを充足させるかどうか
という判断の仕方に強く偏っている。


物事を一義的、一面的にしか
見えにくくなっている。

そして想像力の欠如、
興奮の感じ方も偏っていて、
求め方も少しく異常だ。


よくあるでしょう。

電車事故で人が死に、
カメラでとる人、
実況中継を嬉々としてSNSにあげる人、
「事故むかつく、遅刻する」って言う人…


映画は、映画であって、作り物だ。
しかし、監督や出演者の演技を評価は、
純粋な物語への感想ではない。
何をどう描いているか、どんなふうに感じたか
という感想が少ない。

へたくそでも、薄っぺらくても、
「めっちゃどきどきした!こわい!」
「主人公やさしーーよー(号泣)」
なんて方が、よほど人間味がある。
ちゃんと心をもっている人達だろう。


この映画の感想で、
刺激が足りないとか、
単調過ぎるとか、
ちょっとした部分の意味がなくてわからない
とか書いている人がいた。


こういうのを読むと、

以前、どこかのQ&Aにて
「飛び降り自殺の遺体を見てしまった、
以来、気持ち悪くて仕方がない。
遺族に慰謝料をもらえるか?」
という質問があり、

弁護士が
「あなたは人としてずれている」
というようなことを、憤りという感情を丁寧におさえつつ、返信していたことを思い出す。


普段は、弁護士は、
ずれた人、怒る人、
たくさん相手にしていて、
淡々と法律にのっとった話しかしなくて、
むしろ、その対応に不満を感じるほどであったりするのに。