ニュース「生活保護受給者の生活習慣の改善指導へ」
厚生労働省などによりますと、生活保護を受けている人は食事の栄養バランスが偏っていたり、運動する機会が少なかったりして糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかる割合が高いということです。
上記「生活保護を受けている人は食事の栄養バランスが偏って」いる状況は、
「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
(日本国憲法第25条)
に反している。
そして
「栄養バランスが偏って」いる状況で、
なんらかの、身体的精神的等に問題があって
そもそも生活保護を受けなきゃ生活できない状況にある人が、
「運動する機会が少なかったり」するのは、
当たり前のことではないか。
「生活に困っている方々に最低限度の生活を保障するとともに、その方々が自分の力で生活していけるよう援助すること」
ー生活保護法ー
それでは、(少しでも)
「自分の力で生活していけるよう援助」しているとは言えまい。
<運動することの大切さ>
については、研究が進んでいて、
単純に「気分がよくなる」だけではないことがわかっている。
筋肉からもホルモンが分泌される。
神経の接続をよりよくしたり、
歩けない人、何らかの痛みが強い人などが動けるようになったり、
痛みを軽減する作用がある。
それぞれの状態に応じた運動が行えるようにサポートしていき
自助力を上げていくことも必要だろう。
こうした取り組みを強化していくことで、
数十年後、というか20年後の超高齢化社会をよくしていく
礎が強化されていくことになるのだから、
我々全体が、「どこかの知らん人」のためではなくて
来るほんの数十年後のためにも個人個人から各共同体まで
意識的に実施していくべきだろう。
「やらないと不安」くらいまで落とし込んで
ちょうどいいと思う。
それはたとえば今、70歳の老人ドライバーの運転免許や
運動機能の話を、
「しばらくあとの自分が70歳になったとき用」
に考えておくのも同じことだ。
そうした考え方~取り組みが今、必要だ。