森林原人さんの「結婚とセックスと恋愛を一緒にするのは無理がある」
一読すると、平易かつ論理的で説得力があるんですが、
どうしてもこのお話が気になってまして、
ひとこと書いておくことにしました。
(2週間以上気になってたわけですw)
批判というつもりではないのですが、
一元的な見方をする、というのが好きではないためです。
(つまり、「批判」という真反対から言うのも好きではありません)
「森林さん、ちょ、ちょっとまって?」
と思う所がありました。
それは、森林さんご自身が「AV男優」という職業を選んだわけですが、
最初のうちは相手の女優さんを好きになっていたそうです。
だけど、仕事であって恋愛ではないので、振られてしまうのですね。
それを何度も繰り返したことで
やっと、
「そうか、恋愛と結婚とセックスは別なんだ!」
という「境地」に通じたわけです。
いや、頭ではすぐわかったかもしれませんが、
心もそうなるには、現場でガッツリと「もまれた」わけですよね。
一般人は、
恋愛してふられて、恋愛してふられて、と繰り返すか、
お金を払って職業としている女性を抱くとかするわけで、
AV男優をやっている人はごくわずかの人ですからね。
森林さんが体験したようなことを経験することもなしに
特に心が元々そうでない人が
「恋愛とセックスを分ける」
というふうに納得できるようになるのは
実際には難しいんじゃないかな、と思った次第です。
また、
自己満足だけを追求するために、
他者に強要するのはまた別の話ですね。
(相手ありきだから)
ただ、
自分がこれら「三位一体」なことしか頭になくて、
そこに縛られて辛いとか、苦しい、とかいった場合は、
「分けて考えてみようと思う、それもありだ」
という捉え方をするにはいいと思います。
この意味では本当にわかりやすく書いていらっしゃるので。