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ニュース関連が増えてきました(・_・;)

発達障害の薬、睡眠について目についたサイト。

うーん、果たして本当に、薬を投与すればいいということなのだろうか?

下記(2つめのほう)サイトでは、「覚せい剤」ともう書いちゃってるし。

 

こうして「違法ではなくて、手に入る(^^)/ヤッタァ!」と

喜んで利用する人間も少なからずいるわけですね。

 

 

 

※下記、文字色付けは当方が行っております。

 

www.nejm.jp

 

中枢神経刺激薬の処方を受けていた ADHD の思春期児と若年成人において,精神病の新規発症が 660 例に約 1 例の割合で認められた.アンフェタミンの使用は,メチルフェニデートよりも高い精神病リスクと関連した.(米国国立精神衛生研究所ほかから研究助成を受けた.)

 

 

 

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

例えば、ADHDでは多動や衝動性、注意欠陥などの中心的な症状については一定の効果が期待できる治療薬がある。夜間の不眠に対しても睡眠習慣の指導を行った上で、どうしても必要であれば睡眠薬や鎮静剤を用いることができる。

 ところが、彼らの「日中の眠気」はとてつもなく難敵なのである。睡眠不足による眠気であれば睡眠時間を伸ばすことで解決できる。ところが、ADHDASDの眠気は睡眠不足とは無関係に出てくることが少なくない。むしろ、昼も夜も暇さえあれば眠って困るということがある。

 そもそもADHDの治療薬の一つであるメチルフェニデートはもともと過眠症の治療薬として用いられていた。過眠症とは夜に十分眠っても日中に強い眠気が生じる睡眠障害の一種で、代表的な疾患はナルコレプシーだが、メチルフェニデートその特効薬なのである。つまり、病的に強い眠気も払ってくれる医療用覚醒剤の一種である。多動や注意欠陥にも効果があるため、現在はADHDの治療薬としても用いられているが、その強力な覚醒効果で日中の眠気も改善してもおかしくないはずなのに、ほとんど効果が得られないことも少なくない。

 (中略)

ところでちょうど2年ほど前、筑波大学から「退屈になると眠くなる脳内メカニズム」の一端が解明されたと報告があった。ごく簡単に説明すると、彼らはマウスを使った実験により、大好物やおもちゃなどで気を引いてモチベーション(やる気)を高めると、意欲に関わる「側坐核」という脳部位の活動が変化して覚醒度が高まり、覚醒時間が延び、逆に睡眠時間が減ることを見いだした。

 この研究で明らかになった「やる気や興味、関心が覚醒度を上げる脳内メカニズム」が人でも働いているとすれば、ADHDのように注意が散漫だったり、自閉症スペクトラム障害のように注意や関心が向く領域がごく限られていると、モチベーションが高まる場面が少なく、患児や先のツイッターの主が悩んでいるような強い眠気が出やすいことの説明にもなりそうだ。

 (中略)

もう少し具体的に説明すると、過眠症や睡眠不足であれば、日中に暗室で寝かせるとあっという間に(時には数秒から数十秒で)脳波上の睡眠状態に入る。ところが、発達障害の患者では自覚的には強い眠気があっても、脳波が睡眠状態になるまでにかかる時間は眠気のない健康人と同程度であることが多い。すなわち従来の睡眠科学で定義された「眠気」とは異なるものである可能性がある。